ウクライナ西部にロシアの空爆、3人死亡・30人余り負傷
9月4日、ウクライナ軍は首都キーウと西部の都市リビウにロシア軍がミサイルやドローン(無人機)を発射したと明らかにした。リビウで撮影(2024年 ロイター)
Gleb Garanich Andriy Perun Andriy Perun
[キーウ/リビウ 4日 ロイター] - ウクライナ軍は4日、首都キーウと、ポーランドと国境を接する西部リビウにロシア軍がミサイルやドローン(無人機)を発射したと明らかにした。リビウでは3人が死亡し、30人余りが負傷した。
リビウ州のコジツキー知事によると、死亡者には14歳の少女が含まれる。負傷者のうち5人が子どもという。
アンドリー・サドヴィー・リビウ市長は、35人が負傷し手当を受けていると明らかにした。主に市内中心部で学校や住宅、医療施設など50以上の建物が損壊したとしている。
隣国ポーランドは領空の安全を確保するため、航空機を緊急発進させた。同国がこの対応を取るのは過去8日間で3回目。
ロシアは先月下旬以降、ウクライナ全土にミサイルやドローンによる大規模な攻撃を実施している。
3日には中部の町ポルタワで、軍の教育関連施設にロシアの弾道ミサイル2発による攻撃があり、少なくとも50人が死亡、271人が負傷。単独攻撃としては今年最多の犠牲者が出た。
ロシアは3日のポルタワへの攻撃や4日のキーウ・リビウへの攻撃についてまだコメントしていない。