中国と南ア、均衡取れた貿易目指す 首脳会談受け共同声明
9月3日、中国と南アフリカは、前日の首脳会談に続き共同声明を出し、均衡の取れた貿易を推進することで合意したと発表した。写真は北京の空港に到着した南アフリカのラマポーザ大統領。2日撮影(2024 ロイター/Tingshu Wang)
Liz Lee
[北京 3日 ロイター] - 中国と南アフリカは3日、前日の首脳会談に続き共同声明を出し、均衡の取れた貿易を推進することで合意したと発表した。
中国を訪問中の南アフリカのラマポーザ大統領は2日、中国の習近平国家主席と会談。ラマポーザ氏は南アフリカの対中貿易赤字を縮小し、自国の貿易構造に対処する考えを表明。より持続可能な製造業と雇用創出への投資を要請した。
共同声明で中国は、南アフリカで現地雇用を促進する取り組みを例に挙げ、雇用創出を加速させることに前向きな姿勢を示した。
また、製造業の拠点を原材料の調達源の近くに設け、企業間の技術・技能移転を促進する方針も示した。中国は、貧困削減と農村活性化における経験をさらに共有することを望んでいるとした。
声明は中国外務省が発表した。
首脳会談後、両国間で衛星測位システムの利用などを含む多数の協力文書が署名された。