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ブラジル大統領、利上げ「構わない」 次期中銀総裁が提案なら
2024年09月02日(月)10時26分
ブラジルのルラ大統領は30日、28日に次期中央銀行総裁に指名したガブリエル・ガリポロ現中銀理事(金融政策担当)が利上げが必要との考えを示せば「それで構わない」と述べた。写真は中銀本部。2016年9月、ブラジリアで撮影(2024年 ロイター/Adriano Machado)
[30日 ロイター] - ブラジルのルラ大統領は30日、28日に次期中央銀行総裁に指名したガブリエル・ガリポロ現中銀理事(金融政策担当)が利上げが必要との考えを示せば「それで構わない」と述べた。ガリポロ氏は上院の承認が得られれば来年就任する。
ルラ氏はラジオインタビューで、ガリポロ氏を「非常に有能」と称賛し、中銀総裁は国を愛し、正しい決断を下す人物でなければならないと指摘。「彼がある日やって来て、金利を上げなければならないと言えば、それで構わない」と述べた。
ただ、ルラ氏は政権発足以来、高金利について頻繁に不満を述べ、ボルソナロ前大統領が指名したカンポス・ネト総裁との協力にいらだちを示している。
ガリポロ氏は先週の記者会見で、インフレ目標を達成できていないことは「不快」で、中銀は必要なら利上げをためらわないと述べた。