ウクライナのF16が26日に墜落、パイロット死亡 軍が確認
ウクライナに供与された米国製F16戦闘機が26日に墜落し、破壊された。4日撮影(2024年 ロイター/Valentyn Ogirenko)
[キーウ 29日 ロイター] - ウクライナ軍は29日、ウクライナに供与された米国製F16戦闘機が26日のロシア軍の空爆に対応していた際に墜落し、パイロットが死亡したと明らかにした。
F16戦闘機のウクライナ配備が今月初めに確認されて以来、初めての墜落事故となる。
ウクライナ軍参謀本部はフェイスブックに投稿した声明で、ロシア軍による空爆を受け、F16が目標に接近していたときに墜落し、パイロットが死亡したと明らかにした。
F16はロシアの巡航ミサイル4発を撃墜し、次の目標に接近していたときに通信が失われ、その後に墜落したことが判明したという。
ウクライナは何機のF16機を保有しているか明らかにしていない。英紙タイムズは関係筋の話として、6機保有していると報じている。
これに先立ち、米国防当局者はロイターに対しF16の墜落を明らかにした上で、墜落はロシア軍の攻撃によるものではない可能性があると指摘していた。
ウクライナのゼレンスキー大統領は今月4日、F16が到着し、ウクライナのパイロットによる国内での運用が始まったと表明。27日には、ロシアによる26日の攻撃を撃退するためにF16が使用され、良好な結果が得られたと述べていた。