ウクライナ軍、ミサイル2基・ドローン60機撃墜 ロシアの石油施設攻撃
8月29日、ウクライナ軍はロシアの弾薬庫と2カ所の石油貯蔵施設を攻撃したと発表した。写真は煙が立ち上る石油備蓄基地の衛星画像。提供写真(2024年 ロイター/Planet Labs Inc.)
[キーウ 29日 ロイター] - ウクライナ軍は29日、ロシアによる攻撃を受けて、国内9州で同日未明にミサイル2基とドローン(無人機)60機を撃墜したと発表した。
ロシアは今週、ウクライナのエネルギー施設への攻撃を強化している。
29日にロシアが発射したドローン74機のうち60機を、ミサイル5基のうち2基を撃墜したという。さらに14機のドローンを見失ったが、ウクライナ領内に墜落した可能性が高いとしている。
首都キーウには過去4日間で3度目の攻撃があり、約15機のドローンが飛来したが、目標には到達しなかった。地元の軍関係者が明らかにした。
<ウクライナ軍、ロシアの石油施設を攻撃と発表>
また、ウクライナ軍は29日、ロシアの弾薬庫と2カ所の石油貯蔵施設を攻撃したと発表した。ロストフ州の石油貯蔵施設では28日、ウクライナの攻撃を受けて貯蔵タンクが炎上した。
ウクライナ軍は、ウクライナとの国境から北東約1500キロメートルに位置するキーロフ州の石油貯蔵施設、ボロネジ州の弾薬庫も攻撃したと、メッセージアプリのテレグラムで明らかにした。
キーロフ州知事は、石油貯蔵施設がドローンによる攻撃を受けたが、火災は発生せず死傷者は出ていないと述べた。
ボロネジ州知事は、ウクライナの無人機の破片が「爆発物の近く」で炎上したが、爆発は起こらなかったと述べた。