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韓国、わいせつ偽動画巡りテレグラムなどSNS企業に協力要請

2024年08月28日(水)17時51分

8月28日、韓国当局は、テレグラムなどのSNS(交流サイト)プラットフォーム会社に対し、わいせつなディープフェイク・コンテンツの削除やブロックに向け、より積極的な協力を求めていくと表明した。写真はテレグラムのロゴ。2023年2月撮影(2024年 ロイター/Dado Ruvic)

Hyunsu Yim

[ソウル 28日 ロイター] - 韓国当局は28日、テレグラムなどのSNS(交流サイト)プラットフォーム会社に対し、わいせつなディープフェイク・コンテンツの削除やブロックに向け、より積極的な協力を求めていくと表明した。

テレグラムのチャットルームで韓国人女性の顔写真とわいせつ動画を合成した偽(ディープフェイク)の画像や動画が頻繁に投稿されていると国内メディアが報道。怒りの声が上がり問題化した。

韓国放送通信審議委員会(KCSC)は、被害者のための24時間ホットラインを設置し、デジタル性犯罪を監視する要員を現在の70人から2倍に増員すると発表。テレグラムのほか、フェイスブック、インスタグラム、ユーチューブにも協力を求めるとし、各プラットフォーム企業との連絡や対話を強化するための協議機関を設置する予定だと述べた。

警察庁は、オンライン性犯罪の取り締まりを7カ月間強化する。

警察の統計によると、韓国でのディープフェイク性犯罪は、集計を開始した2021年は156件だったが、今年はすでに297件に達している。被害者は主に女性で、学生や軍の女性兵士もいるという。

ロイター
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