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カナダ、外国人臨時労働者受け入れを削減へ 制度に批判高まる

2024年08月27日(火)11時59分

 8月26日、カナダは、短期労働向けの外国人臨時労働者受け入れを数万人規模で削減する方針を明らかにした。写真は建設作業員。カナダのオタワで2021年5月撮影(2024 ロイター/Patrick Doyle)

Anna Mehler Paperny

[トロント 26日 ロイター] - カナダは、短期労働向けの外国人臨時労働者受け入れを数万人規模で削減する方針を明らかにした。政府が一時滞在者の抑制に苦慮する中、2022年に開始した制度を一部撤回した。

この制度は労働力不足を補うのが目的で急拡大していたが、雇用先が固定されていることなどから賃金抑制や労働者を虐待の危険にさらしているとの非難が出ており、国連の特別報告者は「現代の奴隷制の温床」と評していた。

また、トルドー首相は26日、永住権の発給縮小も検討していると表明。国民の間では移民受け入れが過剰との意見が増えており、世論調査では来年行われる選挙を控えてトルドー氏の支持率が低迷している。

トルドー氏は記者団に「今後も移民を積極的に支援する国であり続ける一方、統合の方法にも責任を持ち、カナダに来る全ての人に成功への道筋が存在するよう、さまざまな流れを検討している」と説明した。

さらに、政府が今秋、移民の規模に関するより広範な計画を発表すると述べた。

ロイター
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