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タイ中銀、財務省と協力の用意 見解相違あるも=セタプット総裁
2024年08月26日(月)08時56分
タイ中央銀行のセタプット総裁は8月24日、財務省との間には特定の問題で見解の相違があるものの、中銀は同省と協力する用意があるとの姿勢を示した。2016年4月、バンコクで撮影(2024年 ロイター/Jorge Silva)
Kitiphong Thaichareon
[バンコク 24日 ロイター] - タイ中央銀行のセタプット総裁は24日、財務省との間には特定の問題で見解の相違があるものの、中銀は同省と協力する用意があるとの姿勢を示した。
先週就任したペートンタン首相は、中銀の独立性が経済成長の「障害」になっていると発言している。
セタプット氏は記者会見で「われわれの独立性には説明責任が伴う」とし、中銀は誰とでも協力する用意があると述べた。
中銀は21日、政策金利を5会合連続で据え置いた。新首相が経済政策を変更するか見極めており、現状の水準は中立的とした。
セタプット氏は「状況に応じて適切な調整を行う用意がある。見通しが変われば政策金利を調整する体制が整っている」と述べた。