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中国政府、国有金融機関にPwCとの契約解除を指導=関係筋

2024年08月05日(月)19時05分

8月5日、複数の関係筋によると、中国財政省などの規制当局は一部の大手国有金融機関に対し、会計事務所プライスウォーターハウスクーパース(PwC)との会計監査契約を解除するよう窓口指導を行っている。写真はPwCのロゴ。ベルギー・ディーゲムで2023年9月撮影(2024年 ロイター/Yves Herman)

Julie Zhu

[香港 5日 ロイター] - 複数の関係筋によると、中国財政省などの規制当局は一部の大手国有金融機関に対し、会計事務所プライスウォーターハウスクーパース(PwC)との会計監査契約を解除するよう窓口指導を行っている。

PwCは経営再建中の不動産大手、中国恒大集団の会計監査を14年近く担当。中国恒大は債務不履行に陥り、清算を命じられたが、売上高を780億ドル水増ししていたことが当局の調査で発覚した。PwCは当局の調査対象となっている。

関係筋によると、窓口指導は少なくとも4月以降行われている。

ロイターの集計によると、今年に入り、中国銀行、中国人寿保険、PICC、中国太平保険、中国信達資産管理など、30社以上の中国上場企業がPwCとの会計監査契約を打ち切った。

窓口指導がPwCからの顧客離れの主因の1つになっているという。

関係筋によると、PwCは中国の金融サービス監査部門で人員を最大半分に減らすことを検討している。

ロイター
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