タイ憲法裁、セター首相の解任請求巡り8月14日に判決
7月24日、タイの憲法裁判所は刑務所に服役したことのある弁護士を閣僚に任命したことを理由にセター首相の解任を求めている元上院議員グループの申し立てについて、8月14日に判決を下すと明らかにした。16日撮影(2024年 ロイター/Chalinee Thirasupa)
Chayut Setboonsarng Panarat Thepgumpanat
[バンコク 24日 ロイター] - タイの憲法裁判所は24日、刑務所に服役したことのある弁護士を閣僚に任命したことを理由にセター首相の解任を求めている元上院議員グループの申し立てについて、8月14日に判決を下すと明らかにした。
弁護士のピチット氏は2008年、裁判所職員に賄賂を贈ろうとしたとして法廷侮辱罪で短期間収監された。閣僚職は既に辞任している。
セター首相は任命に伴う不正行為を否定。ピチット氏の閣僚任命は徹底的に検討した結果で、任命は正当なものだったと主張している。
セター首相が解任されれば、議会は新たに首相を選出する必要があり、タイの政局が大きく混乱することは避けられない。
憲法裁は、首相に関する判決を出す1週間前には、王室への侮辱を罰する不敬罪の改正を選挙公約に掲げたのは違憲などとして最大野党「前進党」の解党を求める選挙管理委員会の訴えについて判断を示す。