イラク、米主導有志連合軍の9月撤退開始を要望=消息筋
7月23日、イラクは同国に駐留している米国主導の有志連合軍について、今年9月の撤退開始と来年9月までの正式な任務終了を望んでいる。4人のイラクの消息筋が語った。ただ米軍の一部は、新たな交渉でイラクにとどまることになりそうだ。2020年8月撮影(2024年 ロイター/Thaier Al-Sudani)
Timour Azhari
[バグダッド 23日 ロイター] - イラクは同国に駐留している米国主導の有志連合軍について、今年9月の撤退開始と来年9月までの正式な任務終了を望んでいる。4人のイラクの消息筋が語った。ただ米軍の一部は、新たな交渉でイラクにとどまることになりそうだ。
イラクの消息筋や米当局者によると、イラクの立場については、今週ワシントンで開かれている米高官との安全保障に関する会議で協議されているが、有志連合軍の駐留打ち切りに関しては公式な合意に至っておらず、関連した日程も決まっていない。
米国務省のミラー報道官は記者会見で、両国は今週ワシントンで過激派組織「イスラム国」(IS)がもたらす脅威に基づく有志連合軍の任務をどのように引き継ぐかを決めるために協議していると説明。それ以上の詳しい情報は持ち合わせていないと付け加えた。
両国が合意に至った場合、有志連合軍のうちどの程度が撤収するかは明らかではない。イラクの消息筋は、最終的には大半が撤収すると予想。一方で米当局者は、有志連合軍の多くがイラクにとどまることになる可能性があると話した。