ニュース速報
ワールド

トランプ氏、演説で民主党あざける 暗殺未遂後には習氏から書簡

2024年07月21日(日)15時19分

 米共和党の大統領候補であるトランプ前大統領(写真)は20日、暗殺未遂事件後初の選挙集会で演説し、バイデン現大統領に対する大統領選撤退圧力を強める民主党をあざけった。米ミシガン州グランドラピッズで撮影(2024年 ロイター/Tom Brenner)

Tim Reid

[グランドラピッズ(米ミシガン州)/ワシントン 20日 ロイター] - 米共和党の大統領候補であるトランプ前大統領は20日、暗殺未遂事件後初の選挙集会で演説し、バイデン現大統領に対する大統領選撤退圧力を強める民主党をあざけった。

また、中国の習近平国家主席から事件後に「素晴らしい」書簡を受け取ったことも明かした。

トランプ氏は最近の候補指名受諾演説では国の団結を一時呼びかけたものの、いつもの侮辱・攻撃的な言葉遣いに戻って対立陣営を攻撃し、移民問題、経済問題、不正選挙に関する一連の虚偽主張を繰り返した。

バイデン大統領をひ弱だとたびたび嘲笑。元下院議長のナンシー・ペロシ氏を含む民主党幹部がバイデン氏に選挙戦を断念するよう説得しようとしていると述べ、「彼らは自分たちの大統領候補が誰なのか分かっていない」とやゆした。

習氏の書簡には自身の大統領在任中の対中経済政策について語る中で触れ、「私は習主席ととても仲良くやっていた」と語った。

この日の集会は警察が数ブロックにわたって街角の至る所に配置され、厳重な警備態勢が敷かれた。大統領警護隊(シークレットサービス)の担当官も会場で目を光らせていた。

トランプ氏は共和党の副大統領候補に指名されたJ・D・バンス上院議員と共に登壇。2人が党全国大会後にそろって選挙イベントに出席したのは初めて。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

新NISAなどへの課税「毛頭考えていない」=石破元

ビジネス

再送-インタビュー:USスチール買収、安保上の危惧

ワールド

トルコ、中期経済計画を公表 ディスインフレ目指す

ビジネス

独鉱工業生産、7月は前月比-2.4% 予想以上のマ
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:日本政治が変わる日
特集:日本政治が変わる日
2024年9月10日号(9/ 3発売)

派閥が「溶解」し、候補者乱立の自民党総裁選。日本政治は大きな転換点を迎えている

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    森ごと焼き尽くす...ウクライナの「火炎放射ドローン」がロシア陣地を襲う衝撃シーン
  • 2
    国立西洋美術館『モネ 睡蓮のとき』 鑑賞チケット5組10名様プレゼント
  • 3
    「私ならその車を売る」「燃やすなら今」修理から戻ってきた車の中に「複数の白い塊」...悪夢の光景にネット戦慄
  • 4
    エルサレムで発見された2700年前の「守護精霊印章」.…
  • 5
    「自由に生きたかった」アルミ缶を売り、生計を立て…
  • 6
    世界最低レベルの出生率に悩む韓国...フィリピンから…
  • 7
    世界に400頭だけ...希少なウォンバット、なかでも珍…
  • 8
    トランプ参謀は共和党のキングメーカー(?)で陰謀…
  • 9
    大学の都市部への偏在が、日本の地域格差をさらに助…
  • 10
    グレタさん、デンマークで身柄拘束...ガザ反戦デモに…
  • 1
    エリート会社員が1600万で買ったマレーシアのマンションは、10年後どうなった?「海外不動産」投資のリアル事情
  • 2
    「あの頃の思い出が詰まっている...」懐かしのマクドナルド「ハッピーセット」おもちゃが再び注目の的に
  • 3
    森ごと焼き尽くす...ウクライナの「火炎放射ドローン」がロシア陣地を襲う衝撃シーン
  • 4
    中国の製造業に「衰退の兆し」日本が辿った道との3つ…
  • 5
    年収分布で分かる「自分の年収は高いのか、低いのか」
  • 6
    無数のハムスターが飛行機内で「大脱走」...ハムパニ…
  • 7
    大谷翔平と愛犬デコピンのバッテリーに球場は大歓声…
  • 8
    死亡リスクが低下する食事「ペスカタリアン」とは?.…
  • 9
    再結成オアシスのリアムが反論!「その態度最悪」「…
  • 10
    小池都知事は「震災時の朝鮮人虐殺」を認める「メッ…
  • 1
    ウクライナの越境攻撃で大混乱か...クルスク州でロシア軍が誤って「味方に爆撃」した決定的瞬間
  • 2
    寿命が延びる「簡単な秘訣」を研究者が明かす【最新研究】
  • 3
    エリート会社員が1600万で買ったマレーシアのマンションは、10年後どうなった?「海外不動産」投資のリアル事情
  • 4
    電子レンジは「バクテリアの温床」...どう掃除すれば…
  • 5
    ハッチから侵入...ウクライナのFPVドローンがロシア…
  • 6
    年収分布で分かる「自分の年収は高いのか、低いのか」
  • 7
    日本とは全然違う...フランスで「制服」導入も学生は…
  • 8
    「棺桶みたい...」客室乗務員がフライト中に眠る「秘…
  • 9
    ウクライナ軍のクルスク侵攻はロシアの罠か
  • 10
    「あの頃の思い出が詰まっている...」懐かしのマクド…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中