イスラエル軍、イエメンのフーシ派拠点空爆 テルアビブ攻撃受け
イスラエル軍が20日、イエメンのホデイダ港近くにある親イラン武装組織フーシ派拠点をF15戦闘機で空爆し、少なくとも3人が死亡、87人が負傷した。写真は空爆を受けたホデイダの様子。提供写真(2024年 ロイター/Houthi Media Centre)
Ari Rabinovitch Enas Alashray
[エルサレム/カイロ 20日 ロイター] - イスラエル軍が20日、イエメンのホデイダ港近くにある親イラン武装組織フーシ派拠点をF15戦闘機で空爆し、少なくとも3人が死亡、87人が負傷した。前日にフーシ派はイスラエルの商都テルアビブを無人機(ドローン)で攻撃している。
イエメンのフーシ派が運営するテレビ局が保健当局の話として伝えたところによると、石油施設と発電所を狙った空爆で負傷者のほとんどは重度のやけどを負った。
イスラエル軍報道官はホデイダ港について、イランからの武器を受け取るためにフーシ派が使用していたと指摘。標的にはエネルギーインフラなどが含まれていたという。
イスラエルによると、同盟国には事前に今回の空爆を伝えていた。
一方、フーシ派最高政治評議会は、空爆に対して「効果的な対応」を行うと表明。同派報道官は「ためらわずに敵の重要な標的を攻撃する」と述べた。