NZ軍、予算不足で文官レイオフへ ポスト廃止も検討
7月18日、ニュージーランド軍は、1億3000万ニュージーランド(NZ)ドル(7904万米ドル)の予算不足を補うため、文官向けに退職パッケージを提示したほか、他の削減も行う方針を明らかにした。写真は空港に向かう軍用ヘリコプター。ニュージーランドのファカタネで2019年12月撮影(2024 ロイター/Jorge Silva)
Lucy Craymer
[ウェリントン 18日 ロイター] - ニュージーランド軍は18日、1億3000万ニュージーランド(NZ)ドル(7904万米ドル)の予算不足を補うため、文官向けに退職パッケージを提示したほか、他の削減も行う方針を明らかにした。
広報担当者によると、1億NZドルの支出削減措置を策定したが、さらに3000万NZドルを確保する必要がある。
今年度の国防費は対国内総生産(GDP)比で前年の1%から0.9%に縮小した。
政府報告によると、装備の老朽化が指摘されているほか、軍は人員確保に苦慮しており、艦船9隻のうち3隻が稼働停止状態にあるという。
退職パッケージのほか、採用制限や一部の空席ポスト廃止などのコスト削減策も検討する。また、文官や医療従事者の給与や基地手当は増額しないという。