主要労組、米大統領選でいずれの候補も支持しない可能性=関係筋
全米トラック運転手組合(通称チームスターズ)の指導部が11月の大統領選でいずれの候補者も支持しない方針を検討していることが分かった。2020年8月撮影(2024年 ロイター/Andrew Kelly)
Trevor Hunnicutt Jarrett Renshaw
[ワシントン 15日 ロイター] - 全米トラック運転手組合(通称チームスターズ)の指導部が11月の大統領選でいずれの候補者も支持しない方針を検討していることが分かった。関係筋2人が明らかにした。
チームスターズは130万人の組合員を抱え、2020年の大統領選ではバイデン氏を支持していた。主要労組からの支持を得られなければ、選挙戦からの撤退論が浮上しているバイデン氏には痛手となる。
チームスターズは数週間以内に最終決定する見通しという。
関係筋によると、チームスターズが共和党のトランプ前大統領を支持する公算は小さいもよう。同労組がいずれの候補も支持しなければ、1996年以来初めてのことになるという。
チームスターズの広報担当者は「最終決定はまだなされていない」と述べた。
チームスターズのオブライエン会長は15日、ウィスコンシン州ミルウォーキーで行われた共和党全国大会で演説した。同党への支持は表明しなかったものの、大会への扉を開いてくれたトランプ氏への謝意を示した。トランプ氏は強い人だと称賛、政府は労働者に不利益となるような政権運営を行っていると非難した。
オブライエン氏の8月民主党大会での演説は現時点で予定されていない。