トランプ氏銃撃、容疑者は20歳の共和党員 単独犯とFBI
米連邦捜査局(FBI)は14日、トランプ前大統領銃撃事件について、ペンシルベニア州在住のトーマス・マシュー・クルックス(20)を容疑者として特定したと発表した。写真は米ペンシルベニア州での集会で銃撃を受けたトランプ氏。13日撮影(2024年 ロイター/Brendan McDermid)
Tim Reid Gram Slattery Helen Coster
[ミルウォーキー 14日 ロイター] - 米連邦捜査局(FBI)は14日、トランプ前大統領銃撃事件について、ペンシルベニア州在住のトーマス・マシュー・クルックス(20)を容疑者として特定し、暗殺未遂事件として捜査していることを明らかにした。
FBI当局者は容疑者が単独で犯行に及んだとしている。容疑者が何らかの思想を抱いていたかや精神衛生上の問題があったかはまだ不明で、容疑者のソーシャルメディアアカウントに脅迫的な言葉も見つかっていないという。
州の有権者記録によると、クルックス容疑者は共和党員として登録されているが、17歳の時に民主党の政治活動委員会に15ドルを寄付している。事件当時は介護施設で食事補助員として働いていた。
ベテルパーク熟練看護リハビリテーションセンターは容疑者について「何の心配もなく職務を遂行し、身元調査も問題なかった」と述べた。
FBI当局者によると、銃撃に使用されたのは「AR556」というライフル銃で容疑者の父親が合法的に購入したものとみられる。
また、容疑者の車からは「不審な装置」が発見され、爆弾処理班が対応し、安全が確認されたという。