ロシア、ハンガリー首相に謝意 「紛争当事国の立場を明確化」
ロシア大統領府のペスコフ報道官は8日、ハンガリーのオルバン首相(写真)がロシアとウクライナの紛争についてそれぞれの立場を明確にしたとして謝意を表明した。5日の代表撮影。(2024年 ロイター/Sputnik)
[モスクワ 8日 ロイター] - ロシア大統領府のペスコフ報道官は8日、ハンガリーのオルバン首相がロシアとウクライナの紛争についてそれぞれの立場を明確にしたとして謝意を表明した。
オルバン首相は5日、訪問先のロシアでプーチン大統領とウクライナ和平の可能性について協議。ハンガリーは今月から輪番制の欧州連合(EU)議長国を務めており、一部EU首脳はロシアに対する宥和的な態度を非難している。オルバン氏はウクライナと中国も訪問した。
ペスコフ報道官は会見で「オルバン氏は独自の情報源に基づいて、それぞれの立場を比較する真剣な取り組みを進めており、われわれはこうしたオルバン氏の努力に感謝している」と発言。
「関係国の間にはさまざまな意見の相違があるが、少なくともオルバン氏はそうした意見の相違の本質を理解しようと非常に真剣に試みている」と述べた。
ハンガリー政府によると、オルバン氏は8日にワシントンを訪問し、今週の北大西洋条約機構(NATO)首脳会議に出席する。