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比の「違法」座礁軍艦、南シナ海のサンゴ礁に悪影響=中国報告書
2024年07月08日(月)19時47分
中国自然資源省は8日、南シナ海のセカンド・トーマス礁(中国名・仁愛礁、フィリピン名・アユンギン礁)にフィリピン軍艦が「違法」に座礁しており、周辺のサンゴ礁の生態系に「深刻なダメージ」を与えているとする報告書を公表した。座礁させた軍艦、セカンド・トーマス礁で昨年3月撮影。(2024年 ロイター/File Photo)
[北京 8日 ロイター] - 中国自然資源省は8日、南シナ海のセカンド・トーマス礁(中国名・仁愛礁、フィリピン名・アユンギン礁)にフィリピン軍艦が「違法」に座礁しており、周辺のサンゴ礁の生態系に「深刻なダメージ」を与えているとする報告書を公表した。
フィリピンは1999年、海洋権益主張を強化するため意図的に軍艦をセカンド・トーマス礁に座礁させた。軍艦には兵士が駐留している。
報告書は、フィリピンが座礁軍艦を撤去して汚染源をなくし、サンゴ礁の生態系に害を及ぼし続けないようにすべきと提案している。
フィリピン側から今のところコメントは出ていない。
フィリピンは昨年、南シナ海の排他的経済水域(EEZ)内で中国がサンゴ礁を破壊したとして、法的手段を模索していると表明した。