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ロシア裁判所、薬物密輸の米国人に12年半の禁錮刑
2024年07月05日(金)07時43分
![](https://f.img-newsweekjapan.jp/headlines/images/world/2024/07/04/2024-07-04T224307Z_1_LYNXMPEK630P4_RTROPTP_3_RUSSIA-USA-DRUGS-SENTENCING.jpg)
7月4日、ロシアの裁判所は米国籍のロバート・ロマノフ・ウッドランド被告(写真)に対して薬物密輸などの罪で禁錮12年半の判決を言い渡した。モスクワの裁判所で同日撮影。裁判所提供(2024年 ロイター)
[モスクワ 4日 ロイター] - ロシアの裁判所は4日、米国籍のロバート・ロマノフ・ウッドランド被告(32)に対して薬物密輸などの罪で禁錮12年半の判決を言い渡した。被告の弁護士とモスクワの検察当局が明らかにした。
弁護士はロイターに、1月初めに拘束されたウッドランド被告は一部の罪を認めたと語った。
当局が公開した映像を見ると、判決文が読み上げられた際に被告は、内容に耳を傾ける素振りをしていたが、感情の変化はほとんどうかがえなかった。
検察の説明では、被告は大規模な犯罪組織の一員として、モスクワ郊外のある地点から市内に薬物を持ち込み、売りさばくための作業をしていた。
被告はロシアと米国のパスポートを所持しているもようで、以前にロシアの新聞で1993年に米国へ養子として引き取られたと明かしている。その後実母に会うためにロシアに戻り、「感動の再会」の様子はロシアのテレビで放映された。