ニュース速報
ワールド

一部企業、台湾人従業員を中国から移転検討 独立派への厳罰方針で

2024年07月05日(金)05時06分

一部の外国企業が、台湾人従業員を中国国外に移転させることを検討している。2023年4月撮影(2024年 ロイター/Dado Ruvic)

Laurie Chen

[北京 4日 ロイター] - 一部の外国企業が、台湾人従業員を中国国外に移転させることを検討している。中国政府が台湾独立を目指す「頑固な」分離主義者に対し、最高刑は死刑という処罰を課す指針を公表したことを受けた。事情に詳しい4人の関係筋が明らかにした。

この指針発表により、中国で事業を展開する台湾人駐在員や一部の外国多国籍企業は法的リスクの把握などを急いでいるという。北京を拠点とする法律事務所の弁護士は、複数企業からの相談を受けたことを明かし、「企業は、ソーシャルメディアへのたわいない投稿や、台湾選挙での投票行動が独立支持活動への関与と解釈される可能性があるなど、グレーゾーンが存在する可能性を懸念している」と述べた。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

トランプ氏、保守系政策集との関係否定 主張抑制狙い

ワールド

サウジ皇太子、イラン次期大統領に祝意 関係発展に意

ワールド

バイデン氏に投票予定の民主党支持者、86%に減少=

ビジネス

中国外貨準備高、6月は3兆2220億ドルに減少
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:中国EVの実力
特集:中国EVの実力
2024年7月 9日号(7/ 2発売)

欧米の包囲網と販売減速に直面した「進撃の中華EV」のリアルな現在地

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ルイ王子の「お行儀の悪さ」の原因は「砂糖」だった...アン王女の娘婿が語る
  • 2
    ドネツク州でロシア戦闘車列への大規模攻撃...対戦車砲とドローンの「精密爆撃」で次々に「撃破」する瞬間
  • 3
    ウクライナ水上ドローン、ロシア国内の「黒海艦隊」基地に突撃...猛烈な「迎撃」受ける緊迫「海戦」映像
  • 4
    中国を捨てる富裕層が世界一で過去最多、3位はインド…
  • 5
    韓国が「佐渡の金山」の世界遺産登録に騒がない訳
  • 6
    携帯契約での「読み取り義務化」は、マイナンバーカ…
  • 7
    「下手な女優」役でナタリー・ポートマンに勝てる者…
  • 8
    ウクライナ水上ドローンが、ヘリからの機銃掃射を「…
  • 9
    世界ツアーで「マドンナ」が披露したダンスに、「手…
  • 10
    洗わず放置した「水筒」が大変なことに...内部に「生…
  • 1
    韓国が「佐渡の金山」の世界遺産登録に騒がない訳
  • 2
    メーガン妃が「王妃」として描かれる...波紋を呼ぶ「帰ってきた白の王妃」とは?
  • 3
    中国を捨てる富裕層が世界一で過去最多、3位はインド、意外な2位は?
  • 4
    携帯契約での「読み取り義務化」は、マイナンバーカ…
  • 5
    ウクライナ戦闘機、ロシア防空システムを「無効化」.…
  • 6
    ルイ王子の「お行儀の悪さ」の原因は「砂糖」だった.…
  • 7
    黒海艦隊撃破の拠点になったズミイヌイ島(スネーク…
  • 8
    H3ロケット3号機打ち上げ成功、「だいち4号」にかか…
  • 9
    キャサリン妃も着用したティアラをソフィー妃も...「…
  • 10
    ドネツク州でロシア戦闘車列への大規模攻撃...対戦車…
  • 1
    中国を捨てる富裕層が世界一で過去最多、3位はインド、意外な2位は?
  • 2
    韓国が「佐渡の金山」の世界遺産登録に騒がない訳
  • 3
    ニシキヘビの体内に行方不明の女性...「腹を切開するシーン」が公開される インドネシア
  • 4
    接近戦で「蜂の巣状態」に...ブラッドレー歩兵戦闘車…
  • 5
    メーガン妃が「王妃」として描かれる...波紋を呼ぶ「…
  • 6
    新型コロナ変異株「フラート」が感染拡大中...今夏は…
  • 7
    早期定年を迎える自衛官「まだまだやれると思ってい…
  • 8
    爆破され「瓦礫」と化したロシア国内のドローン基地.…
  • 9
    携帯契約での「読み取り義務化」は、マイナンバーカ…
  • 10
    「何様のつもり?」 ウクライナ選手の握手拒否にロシ…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中