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インタビュー:ファラージ氏、英政治の現状打破へ長期戦 5年後にらむ

2024年07月04日(木)11時24分

英右派政党「リフォームUK」のファラージ党首はロイターのインタビューで、英政治の現状打破を目指す考えを示し、4日実施の総選挙はその第一歩とした。写真は7月2日、クラクトン=オン=シーで撮影(2024年 ロイター/Hollie Adams)

Elizabeth Piper

[クラクトン・オン・シー(英国) 3日 ロイター] - 英右派政党「リフォームUK」のファラージ党首はロイターのインタビューで、英政治の現状打破を目指す考えを示し、4日実施の総選挙はその第一歩とした。

自身の初当選の可能性については、これまでの7回落選を踏まえ慎重な見方を示しつつも、確率は5割以上と予想した。

ファラージ氏は5年後に予定される次回選挙に照準を合わせ、長期戦を見据えている。「2029年をにらむと同時に、コモンセンス(良識)のための大衆運動を英国全土で起こすことを狙う長期目標に向けた最初の重要な一歩だ」と語った。

自身にとっての成功は、リフォームUKが5年後に、サイレントマジョリティー(物言わぬ多数派)」が望む英中道右派の「劇的な再編」のきっかけになることだという。

英国の欧州連合(EU)離脱運動の火付け役だったファラージ氏は、仏総選挙の初回投票でマリーヌ・ルペン氏の極右「国民連合(RN)」が首位となったことに注目。27年大統領選ではルペン氏が勝利すると予想する。

リフォームUKとRNは経済政策で大きく異なっているが、類似点もあるとし、いずれも国民のために政治エリートに対し立ち上がったと述べた。

リフォームUKが「家族、地域社会、国」に焦点を当て、政権に就く見通しの労働党に対抗する主要な声となった上で、大衆運動を起こすことを目指すとした。

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