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ブラジルの拡張的な財政政策、ディスインフレに悪影響=中銀理事
2024年07月02日(火)12時48分
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ブラジル中央銀行のゴメス理事は1日、財政政策が一貫して拡張的であれば、変動為替レートと金融政策に圧力がかかり、ディスインフレを実現するコストが高くなるとの認識を示した。写真は同中銀の建物、6月撮影(2024年 ロイター/Adriano Machado)
[ブラジリア 1日 ロイター] - ブラジル中央銀行のゴメス理事は1日、財政政策が一貫して拡張的であれば、変動為替レートと金融政策に圧力がかかり、ディスインフレを実現するコストが高くなるとの認識を示した。
ゴメス氏は中銀主催の会合で、ブラジルには依然として信頼に足る財政健全化が不足していると主張。
「私は金融政策委員会がインフレ目標達成に完全にコミットしていることを強く確信しているが、財政政策の助けがなければ、ディスインフレを実現するコストは非常に高くなり、実体経済が苦しむことになる」と述べた。
ブラジル中銀は6月、金融緩和サイクルを停止し、政策金利を10.50%に据え置いた。
通貨レアルは財政・金融政策への懸念を背景に、ここ数週間で大幅に下落。ルラ大統領は中銀の金融政策を繰り返し批判し、歳出削減に消極的な姿勢を示している。