イスラエル軍、ガザ中部と南部を攻撃 少なくとも23人死亡
イスラエル軍が7日にかけて戦車と戦闘機でパレスチナ自治区ガザの中部と南部を攻撃し、少なくとも23人のパレスチナ人が死亡した。現地の医療関係者らが明らかにした。ラファで7日撮影(2024年 ロイター/Hatem Khaled)
Nidal al-Mughrabi
[カイロ 7日 ロイター] - イスラエル軍が7日にかけて戦車と戦闘機でパレスチナ自治区ガザの中部と南部を攻撃し、少なくとも23人のパレスチナ人が死亡した。現地の医療関係者らが明らかにした。
住民によると、イスラエル軍とイスラム組織ハマス主導のパレスチナ武装勢力が激しい銃撃戦を繰り広げる中、イスラエル軍の戦車はガザ最南部ラファのさらに西へ前進した。
パレスチナ保健当局によると、ラファ西部では戦車による砲撃でパレスチナ人2人が死亡し、数人が負傷。ガザ中部ではイスラエル軍の攻撃で少なくとも15人が死亡したと、パレスチナ人医療関係者が語った。
あるパレスチナ人住民はチャットアプリを通じてロイターに「占領軍はラファの海岸地域に到達しようとしているのだろう」と語った。
医療関係者によると、ラファの北にある都市ハンユニスでイスラエル軍が民家を空爆し、6人が死亡、数人が負傷。子どもも含まれているという。
パレスチナ武装勢力は、戦闘員がガザ中部と南部のいくつかの地域でイスラエル軍を攻撃したと発表した。
一方イスラエル軍は、ガザ中部のアルブレイジとデイルアルバラフで継続中の作戦で武装勢力を「数十人」殺害したほか、さらに多くのトンネルを発見し、武装勢力のインフラを破壊したと明らかにした。