ロシア国防相、ウクライナ軍が西に後退と指摘 「反攻は失敗」
ロシアのショイグ国防相は2日の司令官の会合で、同国の攻撃によりウクライナ軍が西方に後退していると述べた。写真はニジニ・ノブゴロドの軍需工場を視察するショイグ氏。3月公表の動画から撮影した静止画像。ロシア国防省提供(2024年 ロイター)
[モスクワ 2日 ロイター] - ロシアのショイグ国防相は2日の司令官の会合で、同国の攻撃によりウクライナ軍が西方に後退していると述べた
国内メディアが報じた。ショイグ氏は昨年のウクライナの反転攻勢が失敗に終わったと指摘。ウクライナ軍はさまざまな前線で足場を築こうとしたが、目標を達成できなかったと述べた。
今年に入り403平方キロメートルの領土を占拠し、3月にはウクライナ東部の5つの町と村を制圧したとしている。
ロシア軍は2月、ウクライナ東部ドネツク州アブデーフカを制圧したと発表。ショイグ氏によると、ウクライナ軍はその後も西方に後退している。
これに対し、ゼレンスキー大統領は夜のビデオ演説で、ショイグ氏が制圧したとするアブデーフカ西方のトネンケも含め、ウクライナ軍が各地を防衛していると主張。トネンケがロシアに制圧されたかは定かでないとの認識を示した。
ウクライナ軍参謀本部も、ショイグ氏がロシアの支配下にあると指摘したトネンケ南方のネベルスケについて、同様の見解を示した。