ニュース速報

ワールド

インドネシア中銀、ルピア防衛で介入、債券買い入れの可能性も

2023年10月03日(火)16時36分

 10月3日、インドネシア中央銀行は、ドルの需給を管理するため外国為替市場に介入した。写真はルピア紙幣。昨年10月、ジャカルタで撮影(2023年 ロイター/Willy Kurniawan)

Stefanno Sulaiman Gayatri Suroyo

[ジャカルタ 3日 ロイター] - インドネシア中央銀行は、ドルの需給を管理するため外国為替市場に介入した。

中銀のエディ・スシアント金融管理局長が3日、ロイターに明らかにした。ルピアは市場の混乱で今年1月以来の安値に下落している。

同局長は債券利回りの上昇と資本流出は引き続き「管理可能」だとした上で、利回りを管理するため、債券を買い入れる可能性があるとも述べた。

ルピアは3日の取引で続落し、1月6日以来の安値となる1ドル=1万5610ルピアに下落。10年国債利回りは3月以来の高水準となる7.050%まで上昇した。

同局長はこれについて、タカ派的な米金融政策を受けたリスク資産に対する心理悪化と関係があると指摘。今後も米国債利回りの動きを監視していくと述べた。

ロイター
Copyright (C) 2023 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

中国の対抗措置は大きな間違い、「負け戦になる」=米

ビジネス

米国株式市場・寄り付き=大幅反発、ダウ1100ドル

ビジネス

ECBなど欧州当局、金融機関や債券市場の監視強化 

ビジネス

中国首相に交渉通じた解決求める、米国との関税問題で
MAGAZINE
特集:トランプ関税大戦争
特集:トランプ関税大戦争
2025年4月15日号(4/ 8発売)

同盟国も敵対国もお構いなし。トランプ版「ガイアツ」は世界恐慌を招くのか

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 2
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった...糖尿病を予防し、がんと闘う効果にも期待が
  • 3
    ひとりで海にいた犬...首輪に書かれた「ひと言」に世界が感動
  • 4
    「吐きそうになった...」高速列車で前席のカップルが…
  • 5
    これが中国の「スパイ船」...オーストラリア沖に出現…
  • 6
    紅茶をこよなく愛するイギリス人の僕がティーバッグ…
  • 7
    ロシア黒海艦隊をドローン襲撃...防空ミサイルを回避…
  • 8
    反トランプのうねり、どこまで大きくなればアメリカ…
  • 9
    【クイズ】ペットとして、日本で1番人気の「犬種」は…
  • 10
    フジテレビが中居正広に対し損害賠償を請求すべき理由
  • 1
    ひとりで海にいた犬...首輪に書かれた「ひと言」に世界が感動
  • 2
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 3
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった...糖尿病を予防し、がんと闘う効果にも期待が
  • 4
    自らの醜悪さを晒すだけ...ジブリ風AIイラストに「大…
  • 5
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
  • 6
    ロシア黒海艦隊をドローン襲撃...防空ミサイルを回避…
  • 7
    【クイズ】日本の輸出品で2番目に多いものは何?
  • 8
    5万年以上も前の人類最古の「物語の絵」...何が描か…
  • 9
    「最後の1杯」は何時までならOKか?...コーヒーと睡…
  • 10
    紅茶をこよなく愛するイギリス人の僕がティーバッグ…
  • 1
    中国戦闘機が「ほぼ垂直に墜落」する衝撃の瞬間...大爆発する機体の「背後」に映っていたのは?
  • 2
    ひとりで海にいた犬...首輪に書かれた「ひと言」に世界が感動
  • 3
    「さようなら、テスラ...」オーナーが次々に「売り飛ばす」理由とは?
  • 4
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の…
  • 5
    「一夜にして死の川に」 ザンビアで、中国所有の鉱山…
  • 6
    「今まで食べた中で1番おいしいステーキ...」ドジャ…
  • 7
    市販薬が一部の「がんの転移」を防ぐ可能性【最新研…
  • 8
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった.…
  • 9
    テスラ販売急減の衝撃...国別に見た「最も苦戦してい…
  • 10
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中