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中国国防相、米との対立「世界の災難」 対話呼びかけ

中国の李尚福・国務委員兼国防相(中央)は4日、シンガポールで開催中のアジア安全保障会議(シャングリラ会合)で講演し、米国との対立は世界にとって「耐え難い災難」になるとし、対立よりも対話を求めると述べた。2日撮影(2023年 ロイター/CAROLINE CHIA)
[シンガポール 4日 ロイター] - 中国の李尚福・国務委員兼国防相は4日、シンガポールで開催中のアジア安全保障会議(シャングリラ会合)で講演し、米国との対立は世界にとって「耐え難い災難」になるとし、対立よりも対話を求めると述べた。
3月の国防相就任以来、李氏が国際的な主要会合でスピーチしたのは初めて。中国と米国の制度は異なり、多くの相違点もあるが、それが「二国間関係を発展させ協力を深めるために共通の基盤や利益を求めることを妨げてはならない」と強調。両国が厳しく対立・衝突すれば、「世界にとって耐え難い災難になることは否定できない」と語った。
また米国を念頭に、一部の国が軍拡競争を激化させ、意図的に他国への内政干渉を行っていると非難。ただ、この日の講演は控えめなトーンだった。
オースティン米国防長官も前日の講演で、軍事的な危機管理に中国が真剣に関与していないと懸念を示し、衝突回避には対話が重要だと述べていた。米国防総省によると、李氏とオースティン氏は2日に握手を交わしたが、「実質的な交流」はなかったという。
中国軍幹部2人によると、中国は国防関連会談を再開するために、ロシアからの武器調達を巡り米国が2018年に李氏を制裁対象にしたことなどへの対応を求めているという。