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スペイン地方選、野党・国民党が躍進 総選挙控え与党に逆風

5月28日投開票のスペイン統一地方選挙は、サンチェス首相率いる国政与党の社会労働党(PSOE)が大敗を喫し、年末の総選挙を前に政権続投に黄信号がともった。同日、南部ロンダでの開票風景を撮影(2023年 ロイター/Jon Nazca)
[マドリード 28日 ロイター] - 28日投開票のスペイン統一地方選挙は、サンチェス首相率いる国政与党の社会労働党(PSOE)が大敗を喫し、年末の総選挙を前に政権続投に黄信号がともった。
開票率約95%の段階で、選挙を実施した12自治州のうちPSOEが僅差で多数派を維持したのは3州のみで、残りは国政野党で中道右派の国民党(PP)が極右政党ボックス(VOX)との連立や協力関係などを通じて支配を握るとみられる。
カルロス3世大学のイグナシオ・フラド政治学教授は「勢力図が完全に塗り替えられ、PP新党首のアルベルト・ヌニェス・フェイホー氏が年末の総選挙に向け勢いを得た」と指摘。
PSOEは現在、左派連立政権を率いているが、PPが国政選挙でも勢いを保てば政権を奪還する可能性がある。
フラド教授によると、右派陣営は劇的に勢力を拡大したわけではないが、左派から右派への政権交代に十分な勢いがあると分析した。
PSOEはバレンシア、アラゴン、左派の地盤エストレマドゥーラなどの各州で敗北。同時に行われた8000の市町村の選挙でもPPがバレンシア、セビリアなどの大都市で勝利し、首都マドリードでは安定多数を獲得した。