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米つなぎ予算、上院可決へ前進 民主党が対立項目削除

9月27日、米上院は夜、つなぎ予算案に関する手続き上の採決を行い、72対23の賛成多数で次の段階に進めた。写真は米連邦議会議事堂。ワシントンで2019年7月撮影(2022年 ロイター/Erin Scott)
[ワシントン 27日 ロイター] - 米上院は27日夜、つなぎ予算案に関する手続き上の採決を行い、72対23の賛成多数で次の段階に進めた。成立しなければ一部の政府機関が10月1日にも閉鎖される恐れがあるが、民主党が対立項目を削除し、超党派の支持を取り付けた。
上院民主党トップのシューマー院内総務は採決直前に、天然ガスパイプラインや送電線などエネルギー関連事業の認可を加速する項目を削除。共和党が反対していた。
今後、限定的な審議に入るための採決が行われる見通し。
継続予算決議と呼ばれる同法案によって12月16日まで前年度水準の歳出が可能になる。また、ロサ・デラウロ下院歳出委員長によると、123億ドル規模のウクライナへの軍事・経済支援が盛り込まれている。
バイデン大統領に対し、国内兵器備蓄の余剰分をウクライナに輸送する費用として最大37億ドルの割り当てを指示する権限を与え、「ウクライナで起こり得る原発・放射能事故への備えと対応に3500万ドルを使うことを認めている。