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高齢者のワクチン接種前倒し、ファイザー経口薬確保で基本合意=岸田首相

2021年12月17日(金)18時02分

 12月17日、岸田文雄首相(写真)は、高齢者の3回目の新型コロナワクチン接種を前倒しすることを明らかにした。国会で6日撮影(2021年 ロイター/Issei Kato)

[東京 17日 ロイター] - 岸田文雄首相は17日、高齢者の3回目の新型コロナワクチン接種を前倒しすることを明らかにした。これまでは2回目接種から8カ月としていたが、7カ月とする。また米ファイザーの経口薬について、同社会長との電話会談で200万回分を確保することで基本合意したことを明らかにした。

記者団に語った。

<年内から予約不要無料検査、全都道府県で>

岸田首相は新型コロナのオミクロン株に対して現在講じている水際対策を「オミクロン株に関する情報が明らかになるまでの臨時・異例の措置」と位置づけ、オミクロン株やデルタ株に関する主要国の状況に鑑み、新たな対策を打ち出すと表明した。

3回目のワクチン接種を前倒しで実施し、医療従事者と高齢者施設入所者の2回目からの接種間隔をこれまでは8カ月としていたが6カ月に短縮し、一般高齢者は7カ月とする。

飲める治療薬として、オミクロン株にも効果が高いとされる米メルクの「モルヌピラビル」について、24日の専門家会合の審査を経て速やかに承認し、160万回分を年内に医療現場に届ける。

また検査体制の強化策として、ワクチン接種を受けられない人を対象に年内から予約不要の無料検査を全ての都道府県で準備する。

ロイター
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