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富裕国、1000億ドル超の気候対策支援を=インド首席経済顧問

2021年10月01日(金)14時41分

 9月30日、インド政府の首席経済顧問を務めるK・V・スブラマニアン氏は30日、10月末から英グラスゴーで開催される国連気候変動枠組条約第26回締約国会議(COP26)に向け、富裕国は途上国の気候変動対策のため2009年に設定した年間1000億ドルの拠出目標をはるかに上回る支援を行う必要があると訴えた。写真は気候変動と戦うための緊急対策を求めて更新する人々。ニューデリーで24日撮影(2021年 ロイター/Anushree Fadnavis)

[ニューデリー 30日 ロイター] - インド政府の首席経済顧問を務めるK・V・スブラマニアン氏は30日、10月末から英グラスゴーで開催される国連気候変動枠組条約第26回締約国会議(COP26)に向け、富裕国は途上国の気候変動対策のため2009年に設定した年間1000億ドルの拠出目標をはるかに上回る支援を行う必要があると訴えた。途上国の温暖化ガス排出量が世界で占める割合が歴史的に高いためとした。

この拠出目標は果たされておらず、履行への圧力が高まっている。

インドは、中国、米国に次ぐ世界第3の温暖化ガス排出国。

スブラマニアン氏はロイターに、「1000億ドルは大海の一滴にすぎない。これよりはるかに多額のコミットメントが必要」と述べた。

一方、インドについては、温暖化ガス排出量を実質ゼロにするネットゼロ達成目標時期をまだ公表していないが、再生可能エネルギーの割合を増やし、よりクリーンなエネルギーを使用する利点を産業界に示していくと説明。政府は企業にとってクリーンエネルギーを使用するインセンティブを打ち出しており、それなしにはネットゼロは「口先だけ」のものになると述べた。

これまでにインドは100キガワットを超える再生可能エネルギーを導入、これは全発電能力の25%に相当する。また、30年までにグリーンエネルギーの発電能力を450ギガワットに増やす方針という。

ただスブラマニアン氏は、年間の平均経済成長を7%以上に保つことが政府の最優先目標で、石炭火力発電もその手段の一つだと言明した。

ロイター
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