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英、子どもが主な感染拡大源 ワクチン接種でリスク低減=主席医務官
英政府のホイッティ主席医務官(CMO)は22日、現時点では子どもが新型コロナウイルスの主な感染拡大源になっているとし、ワクチン接種を進めなければ、ほぼ全ての12─15歳がある時点で感染するとの認識を示した。20日撮影(2021年 ロイター/Carl Recine)
[ロンドン 22日 ロイター] - 英政府のホイッティ主席医務官(CMO)は22日、現時点では子どもが新型コロナウイルスの主な感染拡大源になっているとし、ワクチン接種を進めなければ、ほぼ全ての12─15歳がある時点で感染するとの認識を示した。
英議会は12─15歳をワクチン接種対象とする是非を討議する会合を開催。ホイッティ主席医務官は「この年齢層で、明らかにかなりの規模で感染が拡大している。実際、この年齢層の感染率が最も高くなっている」と指摘。ワクチン接種で学校の授業に影響が出る可能性もあるが、子どもが感染した場合の影響を踏まえると、恩恵は上回るとの見解を示した。
その上で、新型コロナの感染率は極めて高いため「これまでに感染していない子どもも、大部分がいつかの時点で感染する」とし、ワクチン接種でリスクが低減できると述べた
英国では、イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの医務官が13日、全ての12─15歳に対するワクチンの1回目の接種を推奨した。2回目の接種については国際的なデータが得られるまで待つ必要があるとし、少なくとも来年の春まで行わないよう求めた。