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豪当局による家宅捜索、中国人記者の権利侵害=中国外務省

中国外務省の趙立堅報道官は9月9日、オーストラリア当局が6月に中国国営メディアの記者の自宅を捜索したとの報道について「露骨な非理性的行為」で、記者の権利を侵害していると非難した。写真は北京。2016年4月撮影(2016年 ロイター/Jason Lee)
[北京/シドニー 9日 ロイター] - 中国外務省の趙立堅報道官は9日、オーストラリア当局が6月に中国国営メディアの記者の自宅を捜索したとの報道について「露骨な非理性的行為」で、記者の権利を侵害していると非難した。
趙氏は定例記者会見で、豪当局は家宅捜索の理由について内政干渉に関する法令違反容疑を挙げたが「合理的な説明」をしていないと主張した。
「豪政府の行為は中国人記者の合法的な権利と利益のあからさまな侵害で、記者とその家族に深刻な肉体的、精神的ダメージを与えた」と非難した。
その上で「豪当局に対し、そうした露骨な非理性的行為を即刻中止し、国内の中国人に対する嫌がらせや抑圧をやめるよう求める」と述べた。
趙氏によると、国営新華社通信や中国新聞の記者のパソコンや携帯電話などが押収された。
豪外務省はコメントの要請に応じていない。
貿易相手国でもある豪中両国の関係は、このところ緊張が高まっている。今回の家宅捜索以外にも、中国著名学者のオーストラリアの査証(ビザ)が安全保障上の理由で取り消された。
一方、豪メディアABCと経済紙オーストラリアン・フィナンシャル・レビューの特派員2人が中国国家安全省から個別に取り調べを受けた後、身の安全のため帰国したと所属メディアが8日に確認した。
また新華社は、豪当局が6月、ニューサウスウェールズ州の政治家の自宅兼事務所を捜索したことも批判。この政治家が中国の新型コロナウイルス対策を称賛し、自国の対中政策を批判したために標的になったと伝えた。
*内容を追加しました。