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ローマ教皇と国連事務総長、環境・宗教問題で共通見解表明
2019年12月23日(月)11時47分
12月20日、ローマ教皇フランシスコ(写真右)と国連のグテレス事務総長(同左)は、教皇庁の図書館で約40分にわたって私的に会談し、核の非武装化、環境保護、および宗教面における寛容を求める見解を表明した。バチカンで代表撮影(2019年 ロイター)
[バチカン市 20日 ロイター] - ローマ教皇フランシスコと国連のグテレス事務総長は20日、教皇庁の図書館で約40分にわたって私的に会談し、核の非武装化、環境保護、および宗教面における寛容を求める見解を表明した。
フランシスコ教皇は核兵器を保有するだけでも道徳に反するとの見解を繰り返して反核の立場を表明。グテレス事務総長は非武装化に向けた教皇の努力を称賛した。
事務総長はまた、「地球を救うために科学界が必要を訴えている通り」、2050年までにCO2の排出量と吸収量を均衡させる「炭素中立」を実現する取り組みを各国に求めた。
また教皇と事務総長はともに、宗教間対話の必要性について話し合い、神の名による暴力の概念を非難した。事務総長は、「われわれは、相互理解を深め、憎悪の高まりと戦うためさらに取り組んでいかなければならない」と述べた。
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