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メキシコ中銀、追加利下げの可能性示す=議事要旨

2019年11月29日(金)03時39分

 28日、メキシコ中央銀行は11月14日の政策決定会合の議事要旨で、経済活動が予想よりも弱く、インフレが従来想定よりも早く冷え込む恐れがあるとし、追加利下げの可能性を示した。写真はメキシコ中銀。2月28日撮影(2019年 ロイター/Daniel Becerril)

[メキシコ市 28日 ロイター] - メキシコ中央銀行は28日公表した11月14日の政策決定会合の議事要旨で、経済活動が予想よりも弱く、インフレが従来想定よりも早く冷え込む恐れがあるとし、追加利下げの可能性を示した。

中銀は11月の会合で政策金利を7.75%から7.50%に25ベーシスポイント(bp)引き下げた。利下げは3回連続。中銀は経済成長見通しがここ数カ月で悪化した可能性があるとの見方を示した。

前回会合ではヘラルド・エスキベル委員とジョナサン・ヒース委員が50bpの利下げを主張していた。

議事要旨によると、ヒース氏はインフレ率が中銀目標の3.0%に低下しているほか、経済活動が停滞しており、マイナスの需給ギャップの拡大継続が予想されると指摘。世界中の中銀が金融政策を緩和しており、「これらの事象はより制限の少ない政策スタンスの採用を支持している」と主張した。

また政策委員5人全員が軟調な経済活動を懸念。政策委員の1人は第4・四半期のゼロ成長を予想した。

さらに政策委員の大半がサービスなど第3次産業の年内低迷に関する懸念を表明した。

ロイター
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