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インドネシア中銀総裁、来年も金融緩和維持 景気下支えに注力
2019年11月29日(金)03時30分
28日、インドネシア中銀のペリー総裁は、来年も景気の下支えに向け金融緩和を維持していくと明言した。写真はペリー総裁。2018年12月撮影(2019年 ロイター/Willy Kurniawan)
[ジャカルタ 28日 ロイター] - インドネシア中銀のペリー総裁は28日、来年も景気の下支えに向け金融緩和を維持していくと明言した。
同国の7ー9月期の国内総生産(GDP)は前年比5.02%成長と、過去2年余りで最低を記録した。中銀は今年7月以降、4回の利下げで金利を1%ポイント引き下げたほか、銀行の預金準備率も来年1月から0.5%ポイント引き下げる方針を示している。
総裁は年次の夕食会で「今年はあらゆる政策手段の組み合わせを成長の下支えに振り向けたが、来年もこうした緩和政策の組み合わせを継続していく」と表明。さらなる緩和の余地はあると述べ、追加利下げの可能性を示唆したほか、来年は中小企業や観光業、輸出産業を対象とした支援策も打ち出す意向を示した。同時に追加緩和は経済指標次第とも強調した。
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