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EU大統領、トランプ氏を批判 貿易摩擦やイラン核合意離脱巡り

2018年05月17日(木)02時25分

 5月16日、トゥスクEU大統領は、トランプ米大統領の招いた貿易摩擦やイラン核合意離脱の決定は「欧州からすべての幻想を消し去った」と述べ、欧米間の不協和音の高まりを示唆した(2018年 ロイター/Stoyan Nenov)

[ソフィア 16日 ロイター] - 欧州連合(EU)のトゥスク大統領は16日、トランプ米大統領の招いた貿易摩擦やイラン核合意離脱の決定は「欧州からすべての幻想を消し去った」と述べ、欧米間の不協和音の高まりを示唆した。

トゥスク大統領は、EUは「気まぐれで自己主張の強い米政府という新たな現象」に立ち向かうため、結束を新たにする必要があると言明した。

同時に「欧州はトランプ氏に感謝すべきと言える。彼のおかげで、われわれは幻想を一掃した」とし、「助けが必要なら、自身の手で解決するという実現に気付くことができた」と語った。

イラン核合意を巡っては、EUは維持に向けて一丸となる必要があるとしたほか、米国との貿易摩擦については「結束がわれわれの強さとなる」と強調。「われわれと貿易自由化を巡り協議したいのであれば」、EUを関税の適用対象から恒久的に除外することを求めるとした。

(※原文記事など関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください)

ロイター
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