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イラク総選挙、サドル師派が優勢 投票率は低調
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5月13日、イラクで12日総選挙が実施された。選挙管理委員会が13日に発表したところによると、半数以上の開票作業が終了した時点でイスラム教シーア派の有力者サドル師の勢力が優勢となっている。選挙結果を祝うサドル師の勢力の支持者たち。バグダッドで14日撮影(2018年 ロイター/Thaier Al-Sudani)
[バグダッド/エルビル 13日 ロイター] - イラクで総選挙が12日に実施された。選挙管理委員会が13日に発表したところによると、半数以上の開票作業が終了した時点でイスラム教シーア派の有力者サドル師の勢力が優勢となっている。
国内18州のうち10州の約95%を開票した暫定結果によると、イランの支援を受けて過激派組織「イスラム国」(IS)掃討作戦に加わったシーア派民兵組織の司令官だったアミリ氏の政党連合は2位。
続投を目指すアバディ首相率いる政党連合は第3位のもよう。
一方、アバディ首相の有力対立候補と目されていたマリキ前首相は苦戦している。
今回の選挙はISとの戦闘の終結宣言後、初めて行われる選挙。
投票率は44.52%で、前回選挙を大幅に下回った。最終結果は14日に発表される予定。