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中国は外部の圧力に屈したことはない=財政次官

2018年04月04日(水)19時28分

4月4日、中国財政省の朱光耀次官(写真左)は、対米報復関税を発表後、中国は外部からの圧力に屈したことはないと述べた。右はムニューシン米財務長官、ブエノスアイレスで先月撮影(2018年 ロイター/Marcos Brindicci)

[北京 4日 ロイター] - 中国財政省の朱光耀次官は、対米報復関税を発表後、中国は外部からの圧力に屈したことはないと述べた。同次官は記者団に対し、外部の圧力は中国の発展と革新を促すとの見方を示した。

急拡大する中米貿易で摩擦の回避は困難とし、両国は大きな課題に直面しているが、貿易戦争はすべてを阻害する可能性があるため健全な関係を回復することを依然望んでいると述べた。

また、貿易摩擦は協議によって解決する必要があるとの考えを示した。

一方で、米政府が対立を続けたいのであれば、中国も対抗し続けると述べた。米通商法301条に基づく調査に関連した米国の関税について、中国の報復措置は「やむを得ない」対応だったと説明した。

王受文商務次官は、米国は対中貿易赤字の削減に向けて、ハイテク製品の対中輸出を巡る制限を緩和すべきだと述べた。

「中国製造2025(メイド・イン・チャイナ2025)」の戦略は透明性が高く差別的ではなく、世界貿易機関(WTO)の規則に一致していると語った。

*内容を追加します。

ロイター
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