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米国務長官、アラブ諸国にカタール「封鎖」の解除求める
7月21日、ティラーソン米国務長官(写真)は、テロ資金対策を巡る合意を実行するカタールの努力に満足していると述べた上で、同国に対する「封鎖」を解除するようアラブ諸国に求めた。写真は11日ドーハで撮影(2017年 ロイター/Naseem Zeitoon)
[ワシントン 21日 ロイター] - ティラーソン米国務長官は21日、テロ資金対策を巡る合意を実行するカタールの努力に満足していると述べた上で、同国に対する「封鎖」を解除するようアラブ諸国に求めた。
国務長官はこのほど湾岸諸国を歴訪。カタール問題の解決に乗り出したが、今のところ近いうちに問題が解決するという機運はみられていない。
サウジアラビア、バーレーン、アラブ首長国連邦(UAE)、エジプトは先月、カタールが過激派組織に資金を提供しているなどとして同国と断交し、制裁措置を発動した。
ティラーソン国務長官は21日、米国務省で記者団に対し、テロリズムへの資金提供を巡る対策を講じる覚書にカタールとともに署名したことに触れ「カタールは合意の履行に非常に積極的であり、その努力に米国として満足している」と指摘。その上で「4カ国には、カタール国民に悪影響を及ぼしている土地封鎖の解除を検討してもらいたい」と述べた。