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北海ブレントが約4%下落、減産合意なく失望売り
2月16日、主要産油国の増産凍結合意をめぐる楽観なムードが後退、北海ブレントは3%下落した。記者団の質問に答えるサウジアラビアのヌアイミ石油鉱物資源相、(2016年 ロイター/Naseem Mohammed Bny Huthil)
[ニューヨーク 16日 ロイター] - 16日の原油先物市場では、北海ブレント
サウジアラビア、ロシア、カタール、ベネズエラの4カ国は、他の主要産油国が追随することを条件に、原油生産を過去最高に近い1月の水準で凍結することに合意。だが減産までは踏み込まなかったことに加え、原油価格安定に向けた協調行動の鍵を握るとされるイランが関与していないことで実現するか懐疑的な見方が広がり、合意を好感した買いは失速した。
北海ブレント先物
米原油先物
原油在庫のだぶつきも相場の重しとなっている。市場関係者が言及したエネルギー情報会社ゲンスケープのデータによると、米原油先物の指標原油の受け渡し場所であるオクラホマ州クッシングの在庫は2月12日終了週に70万5000バレル近く増加した。
テュケー・キャピタル・アドバイザーズのタリク・ザヒール氏は「一段の価格下落を見込んでおり、米原油のショートポジションを増やしている」とし「増産凍結では、供給過剰は解消されない」と述べた。
ゴールドマン・サックスも「増産凍結が実現するのかにすら、非常な不透明感がある」と指摘し、計画には一様に弱気な見方を示した。
*内容を追加しました。