インドネシア裁判所が豪死刑囚の上告審延期、判決は来月以降に

　３月１９日、麻薬の密輸によりインドネシアで死刑判決を受けた２人のオーストラリア人について、インドネシアの裁判所は上告審を１週間延期、判決が出るのは４月１日以降となった。写真は刑が執行される島に向かう家族ら、９日撮影（２０１５年　ロイター/Darren Whiteside）

［ジャカルタ　１９日　ロイター］ - 麻薬の密輸によりインドネシアで死刑判決を受けた２人のオーストラリア人について、インドネシアの裁判所は１９日、大統領の恩赦拒否に関する上告審を１週間延期した。これにより、判決が出るのは少なくとも４月１日以降となった。

２人の弁護人は「両者のケースとも、証拠提出を待つため２５日に延期された」と述べた。最終弁論が４月１日で、その後に判決が出る見込み。

死刑判決を受けたのはミュラン・スクマラン死刑囚（３３）とアンドリュー・チャン死刑囚（３１）。インドネシアのバリ島からオーストラリアにヘロインを密輸しようとしたとして拘束され、２００５年に有罪判決を受けた。２人は、バリ島の刑務所から刑が執行されるヌサカンバンガン島に移送されている。

＊写真を差し替えました。