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台湾輸出受注、1月は前年比-3.0% 約1年ぶりの減少

2025年02月20日(木)18時57分

 2月20日、台湾経済部(経済省)が発表した1月の輸出受注は前年同月比3.0%減の469億7000万ドルと、11カ月ぶりに減少に転じた。基隆港で2024年5月撮影(2025年 ロイター/Ann Wang)

[台北 20日 ロイター] - 台湾経済部(経済省)が20日発表した1月の輸出受注は前年同月比3.0%減の469億7000万ドルと、11カ月ぶりに減少に転じた。

季節要因でハイテク製品の需要が鈍化したが、経済部は人工知能(AI)技術の需要が続くとの楽観的な見通しを維持している。

ロイターがまとめた市場予想は1.8%減だった。昨年12月は20.8%増。1月最終週は春節休暇と重なった。

経済部は2月の輸出受注を前年同月比15.3─20.6%増と予想。「半導体とサーバーの先端技術については台湾のサプライチェーンに対する需要が引き続き堅調で、輸出受注の伸びを支えるだろう」と述べた。ただ、地政学的リスクなどの不確定要素が世界経済の成長見通しの重しになるとしている。

品目別では通信製品の受注が13.3%減、電子製品の受注が1.5%増。

国・地域別では、中国からの受注が18.3%減。12月は13.6%増だった。米国からの受注は6.4%増。12月は31%増だった。

欧州からの受注は12.4%減。日本からの受注は8.0%増加した。

ロイター
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