ヘッジファンド、中国株に積極投資 米中貿易摩擦乗り切ると予想
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2月19日、グローバルヘッジファンドが中国株への投資を積極化している。写真は1月、上海で撮影(2025年 ロイター/Go Nakamura)
Nell Mackenzie Summer Zhen Carolina Mandl
[ロンドン 19日 ロイター] - グローバルヘッジファンドが中国株への投資を積極化している。中国が通商問題でトランプ米大統領と合意するか、あるいは各国と連携して米国に対抗すれば大きな利益が得られると期待しているためだ。
モルガン・スタンレーは17日付のメモで、ヘッジファンドの中国株保有高が12カ月ぶりの高水準になっていると指摘した。ただ、歴史的な水準と比べるとまだ低いとしている。
米ヘッジファンドは現在、ポートフォリオの約3%を中国に割り当てているという。
マウント・ルーカスのポートフォリオマネージャー、デービッド・アスペル氏はコールオプション(買う権利)を購入したと明らかにした。権利行使価格が現在の株価水準を大幅に上回っているため、割安で購入できたという。また、中国のインデックスファンドや個別株にも投資していると話した。
トランプ氏は米国の利益にかなう中国との貿易協定を望んでおり、中国に対する関税の逆風は和らぐだろうと説明した。
サバ・キャピタル・マネジメントの創業者ボアズ・ワインスタイン氏は、一部の中国ハイテク企業は市場をリードし収益性が高いにもかかわらず、株価が割安になっているとの見方を示した。
ピクテ・アセット・マネジメントでアジア向けヘッジファンドを運用するジョン・ウィザール氏は、中国株に追加投資する一方で、下落に備えてプットオプション(売る権利)を購入したと明かした。
ハイテク株主導による急激な上昇ペースが気がかりだと述べた。また、米中関係に関する悪いニュースや、短期投資資金や個人投資家が極端に強気のポジションを取っていることを最も懸念していると話した。
ファンドは中国の人工知能(AI)開発にも注目している。キーワイズ・キャピタルのファン・チェン最高投資責任者(CIO)は「AIはメガトレンドだ。米中貿易戦争がどのように展開しようとも、AIは存在し続けるだろう」と語った。
ブリッジウォーター・アソシエーツのカレン・カーニオールタンブール共同CIOは投資家向けリポートで、投資先の分散、特に中国への投資が高い利益をもたらす公算が大きいとの見方を示した。
「今後の世界では分散投資が成功するだろう。重商主義的な政策により世界的な分断が進むことで、勝者と敗者が明確になる可能性が高まるからだ」と分析した。
BNPパリバが最近公表した2025年ヘッジファンド展望では、中国市場からの資金流出が反転すると予想した。投資家の7%が中国へのエクスポージャーの追加を検討していると指摘。「これは24年に17%の投資家が、23年は42%が資金を引き揚げたのとは対照的だ」と指摘した。
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