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ウォルマート、通期売上高は過去最高の見込み 関税の影響に注目

2025年02月20日(木)13時39分

米小売り大手ウォルマートが20日発表する2025年1月期決算は、売上高が過去最高を記録することになりそうだ。写真はウォルマートのロゴ。2月11日撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic/Illustration)

[ニューヨーク 19日 ロイター] - 米小売り大手ウォルマートが20日発表する2025年1月期決算は、売上高が過去最高を記録することになりそうだ。LSEGがまとめた予想によると、売上高は約5%増加して6804億7000万ドルになる見通し。

ただし、トランプ大統領が中国製製品に新たな関税をかけ、インド、メキシコ、カナダ製製品にも関税をかけると脅す中、ウォルマートのバーゲン価格至上主義が窮地に追い込まれるのではないかと懸念の声も聞かれる。

ウォール街のアナリストは今年度の増収率は4%に鈍化すると予想、関税への不安をほのめかしている。

ザックス・インベストメント・マネジメントのクライアント・ポートフォリオマネジャー、ブライアン・マルベリー氏は、関税の影響を測る基準としてプライベートブランド「グレートバリュー」に注目する。扱う家庭用品や一般的な非食品製品の70%以上は中国が供給元だからであり「利益率への圧力がないか注視していく」とした。

ウォルマートの幹部らは、ウォルマートで買い物をする消費者たちはその商品が米国製かカナダ製か、中国製かそれ以外か、という問題よりも、価格が最安値かどうかを重視していると述べている。

ロイター
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