英HSBC、バーレーンのリテール業務の売却で合意
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2月18日、英金融大手HSBCは、中東バーレーンでの小口金融(リテールバンキング)業務を、バーレーンとクウェートの両政府が大株主となっているバーレーン・クウェート銀行(BBK)に売却することで合意した。写真はHSBCのロゴ。メキシコのメキシコシティ で昨年6月撮影(2025 ロイター/Henry Romero)
[18日 ロイター] - 英金融大手HSBCは18日、中東バーレーンでの小口金融(リテールバンキング)業務を、バーレーンとクウェートの両政府が大株主となっているバーレーン・クウェート銀行(BBK)に売却することで合意した。これに伴い、顧客計約7万6000人の小口融資債権や預金、口座がBBKに移管される。売却額は非公表。
HSBCは大規模なリストラに着手しており、今回は収益性の低いリテール業務からの撤退を進めている一環。他に商業銀行業務の一部と投資銀行業務の統合計画も進めており、世界的な規模で経営体制を見直している。
一方、バーレーンでの法人向けやプライベートバンキング業務は売却対象になっていない。
HSBCは19日に2024年12月期決算を発表する予定。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は先週、決算発表時に年間15億ドル規模のコスト削減計画を明らかにする可能性があると報じていた。