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日経平均は小幅続伸、円安が支援 一巡後は伸び悩み

2025年02月18日(火)16時06分

 2月18日、東京株式市場で日経平均は、前営業日比96円15銭高の3万9270円40銭と、小幅に続伸して取引を終えた。写真は都内にある東京証券取引所で2020年10月撮影(2025年 ロイター/Issei Kato)

Hiroko Hamada

[東京 18日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比96円15銭高の3万9270円40銭と、小幅に続伸して取引を終えた。外為市場でドル/円が円安方向に振れたことが投資家心理を支え、日経平均は一時300円超高となる場面があった。輸出株が上昇したほか、前日の欧州市場の流れを受けて防衛関連もしっかり。国内金利の上昇に伴い金融株も物色された。終盤にかけては伸び悩み、指数は小動きが続いた。

日経平均は前営業日比13円高と小高くスタートした後、一時小幅安に転じたがすぐにプラス圏に浮上した。前日の欧州市場で防衛関連株が堅調だった流れで、関連株が大幅上昇した。後場に入ると円安進行が好感され日経平均は上げ幅を拡大、334円高の3万9508円55銭で高値を付けた。ただ、取引終盤にかけては上げ幅を縮小し、3万9300円台を軸に小動きとなった。

円債市場では、新発10年国債利回り(長期金利)は同4.5ベーシスポイント(bp)上昇の1.430%と、2009年11月以来の高水準を更新。これを受けて銀行株が買われたほか、保険株が一時強含んだ。

市場では「為替の円高が一服したことが株価の支えとなったが、上値を追う動きは限定的」(GCIアセットマネジメント・ポートフォリオマネージャー、池田隆政)との指摘が聞かれた。日銀の追加利上げ観測がくすぶる中で円高が進むリスクもあり、積極的に買いづらい状況だという。一方、「好決算を発表した企業の中には継続して資金が流入している銘柄もあり、個別物色が指数を下支えしそうだ」(池田氏)とみられている。

TOPIXは0.31%高の2775.51ポイントで取引を終了。プライム市場指数は0.31%高の1428.65ポイントだった。東証プライム市場の売買代金は4兆3533億9300万円だった。東証33業種では、銀行、電気・ガス、空運など18業種が値上がり。ゴム製品、水産・農林、小売など15業種は値下がりした。

新興株式市場は、東証グロース市場250指数が0.82%高の687.04ポイントと、続伸した。

個別では、IHIが6%超高、川崎重工業が4%超高、三菱重工業が2%超高だった。主力のトヨタ自動車は1%超高、三菱自動車工業は6%超高。日産自動車は3%超高。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が17日、関係者の話として、ホンダは日産自の内田誠社長が退任すれば両社の経営統合交渉を再開する意向だと報じ、手掛かりになった。

金融株ではりそなホールディングスが3%超高、三菱UFJフィナンシャル・グループが1%超高。SOMPOホールディングスは3%高だった。

プライム市場の騰落数は、値上がり930銘柄(56%)に対し、値下がりが664銘柄(40%)、変わらずが46銘柄(2%)だった。

終値 前日比 寄り付き    安値/高値  

日経平均 39270.40 +96.15 39187.99 39,151.71─

39,508.55

TOPIX 2775.51 +8.61 2770.78 2,765.83─2

,789.29

プライム市場指数 1428.65 +4.46 1426.22 1,423.67─1

,435.73

スタンダード市場指数 1303.51 +3.35 1300.66 1,299.95─1

,304.08

グロース市場指数 880.39 +7.32 874.82 874.49─884

.69

グロース250指数 687.04 +5.58 682.90 682.69─691

.04

東証出来高(万株) 182711 東証売買代金(億円 43533.93

)

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