ＪＩＣ、新光電工へのＴＯＢ開始 3月18日まで

　２月１８日、産業革新投資機構（ＪＩＣ）の完全子会社、ＪＩＣキャピタルは１７日、同社の運営ファンド子会社が新光電気工業の株式公開買い付け（ＴＯＢ）を１８日から開始すると発表した。写真はＪＩＣキャピタルのロゴ。都内で２０２３年６月撮影（２０２５　ロイター／Kim Kyung-Hoon）

［東京　１８日　ロイター］ - 産業革新投資機構（ＪＩＣ）の完全子会社、ＪＩＣキャピタルは１７日、同社の運営ファンド子会社が新光電気工業の株式公開買い付け（ＴＯＢ）を１８日から開始すると発表した。１株５９２０円で３月１８日まで買い付ける。

ＴＯＢを行う特別目的会社には大日本印刷や三井化学が出資を行う。

新光電工の大株主である富士通はＴＯＢに応募せず、ＴＯＢ成立後に新光電工が実施する自己株取得に応じて株式を譲渡する。

新光電工は１７日、ＴＯＢへの賛同と株主への応募推奨を決議した。

ＪＩＣは当初、昨年８月にＴＯＢを開始する予定としていたが、ベトナムや中国などで必要な手続きが完了しておらず、今年２月中旬をめどに開始するとしていた。