インド、米国の工業品輸入拡大へ 1月のモノの貿易赤字は予想と一致
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インド政府は17日、米国からの工業品輸入を増やす方針を示した。同時に発表した1月のモノの貿易赤字は229億9000万ドルで、予想とほぼ一致した。グジャラート州の港で2017年撮影。(2025 ロイター/Amit Dave/File Photo)
Shivangi Acharya Manoj Kumar
[ニューデリー 17日 ロイター] - インド政府は17日、米国からの工業品輸入を増やす方針を示した。同時に発表した1月のモノの貿易赤字は229億9000万ドルで、予想とほぼ一致した。
ロイターがまとめた市場予想は223億5000万ドルだった。
1月のモノの輸出は364億3000万ドル。前月は380億1000万ドルだった。輸入は594億2000万ドル。前月は599億5000万ドルだった。
商工省のバルトワル商務次官は記者団に「エレクトロニクス製品が輸出をけん引した」と述べた。
1月のサービス輸出は385億5000万ドル、輸入は182億2000万ドル。前月はそれぞれ326億6000万ドル、175億ドルだった。
インドのモディ首相は今月訪米し、米国産石油・ガスと軍装備品の輸入拡大に合意した。
インド商工省幹部は、両国が貿易協定の第1段階を交渉する「厳しい」日程で合意したとし、今後、米国の工業品輸出を拡大する方策を模索すると述べた。