ニュース速報
ビジネス

NY外為市場=円、対ドルで8週ぶり高値 ポンドは下落

2025年02月07日(金)05時38分

終盤のニューヨーク外為市場では、円が対ドルで8週間ぶりの高値を付けた。2023年3月撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)

[ニューヨーク 6日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、円が対ドルで8週間ぶりの高値を付けた。イングランド銀行(英中央銀行、BOE)が利下げしたことを受け、英ポンドは下落した。

イングランド銀の利下げは予想通りだったが、2委員が0.5%の大幅利下げを主張したことがサプライズとなり、ポンドは急落した。その後、下落分の一部を縮小したが、終盤は0.54%安の1.2438ドルとなった。

短期金融市場は現在、年末までにイングランド銀が約67ベーシスポイント(bp)の追加緩和を行うと織り込んでいる。

主要通貨バスケットに対するドル指数は107.69に上昇した。ただ、投資家らは世界的な貿易戦争が回避される可能性があるとの見通しを持ち始めており、依然として先週初め以来の低水準付近で推移している。

円は0.82%上昇の1ドル=151.335円。日銀の田村直樹審議委員の発言が買い材料視された。ただ、田村氏が中立金利が1%であるべきだとは言っていないとしたことを受けて、序盤の上昇分の一部が失われた。

市場は現在、9月までに日銀が0.25%ポイントの利上げを実施すると見込んでいる。

一方、LSEGのデータによると、米連邦準備理事会(FRB)による7月の0.25%ポイント利下げは完全に織り込まれている。12月までに合計0.46%ポイントの利下げが予想されている。

ユーロは0.19%安の1.0382ドルとなった。

ドル/円 NY午後3時 151.38/151.40

始値 152.42

高値 152.52

安値 151.25

ユーロ/ドル NY午後3時 1.0384/1.0385

始値 1.0361

高値 1.0396

安値 1.0353

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

ECBは貿易摩擦の動向注視すべき=クロアチア中銀総

ワールド

米政権の退職勧奨、連邦職員6万人超受け入れ 地裁は

ビジネス

米金利「かなり長い間」据え置きも、労働市場安定なら

ビジネス

一律関税案、貿易赤字削減効果「検討すべき」 UST
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:中国経済ピークアウト
特集:中国経済ピークアウト
2025年2月11日号(2/ 4発売)

AIやEVは輝き、バブル崩壊と需要減が影を落とす。中国「14億経済」の現在地と未来図を読む

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【一発アウト】税務署が「怪しい!」と思う通帳とは?
  • 2
    教職不人気で加速する「教員の学力低下」の深刻度
  • 3
    戦場に響き渡る叫び声...「尋問映像」で話題の北朝鮮兵が拘束される衝撃シーン ウクライナ報道機関が公開
  • 4
    「体が1日中だるい...」原因は食事にあり? エネルギ…
  • 5
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
  • 6
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」…
  • 7
    老化を防ぐ「食事パターン」とは?...長寿の腸内細菌…
  • 8
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 9
    「僕は飛行機を遅らせた...」離陸直前に翼の部品が外…
  • 10
    スーパーモデルのジゼル・ブンチェン「マタニティヌ…
  • 1
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 2
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 3
    【一発アウト】税務署が「怪しい!」と思う通帳とは?
  • 4
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」…
  • 5
    「体が1日中だるい...」原因は食事にあり? エネルギ…
  • 6
    老化を防ぐ「食事パターン」とは?...長寿の腸内細菌…
  • 7
    教職不人気で加速する「教員の学力低下」の深刻度
  • 8
    「靴下を履いて寝る」が実は正しい? 健康で快適な睡…
  • 9
    今も続いている中国「一帯一路2.0」に、途上国が失望…
  • 10
    足の爪に発見した「異変」、実は「癌」だった...怪我…
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 3
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 4
    有害なティーバッグをどう見分けるか?...研究者のア…
  • 5
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀…
  • 6
    【一発アウト】税務署が「怪しい!」と思う通帳とは?
  • 7
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」…
  • 8
    「涙止まらん...」トリミングの結果、何の動物か分か…
  • 9
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 10
    失礼すぎる!「1人ディズニー」を楽しむ男性に、女性…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中