ニュース速報
ビジネス

カナダとメキシコ、トランプ関税長期化なら景気後退 証券会社が警告

2025年02月04日(火)02時16分

JPモルガンなど主要証券会社は、トランプ米大統領のカナダとメキシコに対する関税措置が長期化すれば、両国が景気後退に陥る可能性があると警告した。1月撮影(2025年 ロイター/Julia Demaree Nikhinson/Pool via REUTERS)

Siddarth S

[3日 ロイター] - JPモルガンなど主要証券会社は、トランプ米大統領のカナダとメキシコに対する関税措置が長期化すれば、両国が景気後退に陥る可能性があると警告した。

トランプ氏は1日、カナダとメキシコに25%、中国に10%の関税を課す大統領令に署名。メキシコとカナダは報復関税を課すと表明した。

JPモルガンは、25%の関税措置が継続して実施されれば、カナダとメキシコは景気後退に陥ると予想。モルガン・スタンレーとソシエテ・ジェネラルも、メキシコについて景気後退に陥るとの見方を示した。

JPモルガンのエコノミストは、トランプ政権がカナダとメキシコに対する25%の関税措置を6カ月間維持すれば、両国は景気後退に追い込まれる可能性があるとの見方を示した。

モルガン・スタンレーは、25%の関税措置が長期化し、カナダも米国に対する報復関税を課した場合、カナダの国内総生産(GDP)の伸びは2.3─2.8%ポイント押し下げられると予想。外国為替市場でカナダドルは1米ドル=1.50カナダドルまで下落する可能性があるとの見方を示した。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

NY外為市場=ドル下落、対メキシコ関税の延期受け

ワールド

トランプ氏の顧問、教育省の解体計画を検討=報道

ワールド

米にレアアース供給を、トランプ氏がウクライナに 支

ワールド

トランプ氏、中国国家主席と数日中に会談と報道官 関
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:中国経済ピークアウト
特集:中国経済ピークアウト
2025年2月11日号(2/ 4発売)

AIやEVは輝き、バブル崩壊と需要減が影を落とす。中国「14億経済」の現在地と未来図を読む

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」を予防するだけじゃない!?「リンゴ酢」のすごい健康効果
  • 2
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 3
    足の爪に発見した「異変」、実は「癌」だった...怪我との違い、危険なケースの見分け方とは?
  • 4
    メーガン妃からキャサリン妃への「同情発言」が話題…
  • 5
    老化を防ぐ「食事パターン」とは?...長寿の腸内細菌…
  • 6
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」…
  • 7
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 8
    「靴下を履いて寝る」が実は正しい? 健康で快適な睡…
  • 9
    脳のパフォーマンスが「最高状態」になる室温とは?…
  • 10
    「103万円の壁」見直しではなく「壁なし税制」を...…
  • 1
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 2
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 3
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」を予防するだけじゃない!?「リンゴ酢」のすごい健康効果
  • 4
    「DeepSeekショック」の株価大暴落が回避された理由
  • 5
    今も続いている中国「一帯一路2.0」に、途上国が失望…
  • 6
    DeepSeekショックでNVIDIA転落...GPU市場の行方は? …
  • 7
    緑茶が「脳の健康」を守る可能性【最新研究】
  • 8
    血まみれで倒れ伏す北朝鮮兵...「9時間に及ぶ激闘」…
  • 9
    「靴下を履いて寝る」が実は正しい? 健康で快適な睡…
  • 10
    老化を防ぐ「食事パターン」とは?...長寿の腸内細菌…
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 3
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 4
    有害なティーバッグをどう見分けるか?...研究者のア…
  • 5
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀…
  • 6
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 7
    「涙止まらん...」トリミングの結果、何の動物か分か…
  • 8
    「戦死証明書」を渡され...ロシアで戦死した北朝鮮兵…
  • 9
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」…
  • 10
    中国でインフルエンザ様の未知のウイルス「HMPV」流…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中